殺人・強盗も-ずさん管理・大阪

大阪府警の61警察署で捜査書類や証拠品が放置されていた問題で、府警は30日、放置された2270事件で公訴時効が成立していたとする調査結果を公表した・・・。
殺人や強盗、強姦(ごうかん)などの重大事件も多数含まれていたそうです。
容疑者のめどがついていたケースもあったが、府警は「逮捕できる状況だったのに放置したという事件は1件もない」と説明・・・?

これまでも証拠品の紛失が多発しており、ずさんな管理が常態化していた実態が浮き彫りになったとはいいますが、今更との声もありそうです。

府警は「組織として引き継ぎが不十分だったことが原因」と判断。61署に対し、30日付で業務指導。

府警刑事総務課によると、放置されたまま時効を迎えたのは、1975~2012年に発生した2270事件。捜査書類や関係する証拠品8345点が、段ボール箱などに入れられ、本来の保管場所ではないボイラー室や更衣室などから見つかった。

罪名別に見ると、最も多かったのは窃盗で632件。重大事件では、殺人10件(うち1件は無理心中)、強盗187件、強姦120件などとなった。

容疑者につながる情報が得られていたものが302件あり、中には容疑者のめどがついていたケースもあった。ただ、所在が分からなかったり、被害者の証言の信用性に疑いがあったりしたため、逮捕できなかったという。

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